「公文の宿題をしない」という子どもに、怒らずに宿題に取り組ませる方法

小学生の習い事で人気の公文。でも、宿題をする、しないをめぐって親子で喧嘩になったり、悩んだりしていませんか。良かれと思って習わせているのに、親子関係が悪化してしまっては本末転倒かも!?今回は「公文の宿題したくない」というお子さんの話を能動的に聞けたというママの事例を紹介します。

 

 

子どもの話を聞くと聞かないでは、雲泥の差が!

<よくある会話>

子「公文の宿題したくないなあ」

親「どうして?頑張ってやっちゃえばすぐすむでしょ」

子「すまないよ。だって国語が嫌なんだもん」

親「国語は大事よ。苦手だからこそ、やる意味があるんじゃない」

子「嫌だ、嫌だ、国語が嫌だ。もう何もしたくないよ」

親「何言っているの・・・、もう、あなたは、いっつもそうなんだから!」

子「…」

 

<子どもの話を聞いた会話>

子「公文の宿題したくないなあ」

親「公文の宿題、嫌なの」

子「うん、国語がしたくないんだよ」

親「国語がしたくないのか」

子「そう、国語はめんどくさい。算数がいいよ」

親「算数なら、できるんだね」

子「うん、ねえ、算数のもっと難しい問題をしたいんだ。だから国語はしたくないよ」

親「そうなんだ。算数は簡単すぎると感じているの?」

子「うん、もっと難しい方がおもしろいよ」

親「そっか。うーん。それなら、お母さんが算数の難しい問題集を買ってくるから、それをやってみるというのはどう?」

子「え?うん、それでいいよ!そうして!そうして!」

 

翌日、問題集を与えたところ、国語と算数の宿題をした後に、買ってきた問題集にも取り組んだそうです!

 

いかがですか?「よくある会話」と全然違いますよね。

今回、この会話を実践されたお母さんから次のような感想をいただきました!

 

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最初、私は子どもが国語が苦手なのを知っていたので、「国語をしっかりしてほしい」という気持ちがありました。でも、勉強会で「聞き方」を学んだ直後だったこともあり、子どもの話をまずは聞こうと考え直すことができした。子どもの話を聞かずに、私の考えを押しつけていたら、きっとこうはならなかったと思います。そしていつの間にか、国語をしたくないという問題が消えてしまったのにもびっくり。聞くだけでこんな簡単に解決するなんて驚きでした。

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お母さんがおっしゃるように、「国語をしっかりしてほしい」というお母さんの考えを押し付けるのではなく、お子さんに言い分に耳を傾けることができたことが大きかったですね!そして、難しい算数の問題にチャレンジしたいという本当の気持ちを知ることができ、それを満たしてあげたことで、今回は国語に対する苦手意識が自然と薄れたようです!

 

 

<まとめ>

☆子どもが「○○したくない」という時は、子どもが困っていたり、悩んでいる時

☆そんな時は、親がしっかり子どもの話を聞いてあげるのが一番!

 

とてもシンプルですので、やってみてください!

お母さんが自分の気持ちを聞いてくれた。子どもはそう感じることで自己肯定感が高まりますし、親子の関係も良くなりますよ。